一ノ谷博士が独断解説 ウルトラQ 燃えろ栄光
ジョーと呼ばれるボクサーの話である。
ジョーには工藤堅太郎氏が扮している。
ウルトラQらしくない物語だが一応、アリゲトータスという超深海生物なるものが登場している。
この生物はジョーからピーターという名前で呼ばれている。
このピーターは温度によってサイズが変わるという奇妙きてれつな体質を持っている。
一の谷博士がこの生物を同定したらしい。
私の目には両生類の一種にしか見えない。
深海に棲む生物が陸と水の中を常時生活の場とする両生類のはずがないので見間違えたのだろう。
ジョーはピーターの予言に従って対戦相手をノックアウトしていく。
しかし、世界チャンピオンとの試合が組まれた後に失踪してしまう。
物語を見ている私はジョーが臆病風に吹かれたのだろうと思った。
物語の中にもピーターに次はおまえがノックアウトされる番だと予言されたとジョーが語るシーンがある。
物語を見ている限りではその後の展開が理解できないがピーターはジョーと縁を切り海に帰っていく。
その後、ラストシーンではジョーの明るい笑顔が見られる。
よくわからないが立ち直ろうとしているらしい。
ウルトラQのシリーズはそれぞれユニークだがこの物語もやはり解説しにくいストーリーである。
青春の蹉跌がテーマだという話だが小学生の時に見た私にはあまりよくわからなかった。