一ノ谷博士のIT四方山話

元パソコンサポーターです。IT関連のテーマを中心に書きます。

建設工事の現場事務所からパソコン設定を依頼された。

 
しばらく前の話である。
 
工事の現場事務所からパソコンの初期設定を依頼された。
マイクロソフトアカウントの設定もといわれたので了解しましたと答えた。
その時はいつもと同じ作業を行うだけだと考えていた。

プレハブの2階に上がって、パソコンを見せてもらった。
東芝のノートパソコンで、Windows10が動いている。
パソコンはローカルアカウントで動作していた。
依頼人はオフィスプレミアムを利用するためにマイクロソフトアカウントが必要だと説明書に書いてあるのだがうまくいかないので来てもらったと言った。
インターネットは無線接続ですかと聞いてみると違うといわれた。
ノートパソコンの裏側にNTTのADSLモデムが置いてあった。
依頼人はLANケーブルをノートパソコンにつないでも、インターネットにつながらないんですよと言う。
 
私は依頼人に説明した。
パソコンにインターネット接続の設定をしなければ、インターネットに接続できない。
このケースではパソコンにPPPoEの設定をする必要がある。
 
依頼人はこれを知らなかった。
依頼人の会社ではケーブルをつなげばインターネットが使えると言う。
会社ではLANが準備されているのだろう。
 
私は依頼人に、プロバイダからもらっているアカウントとパスワードがあれば接続できるといったが現場事務所にはそのような文書はなかった。
会社に電話して、FAXで送ってもらうように行ってみたが会社にはわかるものがいないといわれた。
マイクロソフトアカウントもオフィスプレミアムの設定もインターネットが使えなければ完了できない。
 
もう少し依頼人と話をしてみると会社ではパソコンやLANの設定を外部に委託していることが分かった。
工事事務所のパソコンもその業者に依頼するようにと言って、引き上げた。