一ノ谷博士のIT四方山話

元パソコンサポーターです。IT関連のテーマを中心に書きます。

空の大怪獣ラドン

空の大怪獣ラドン 1956年 東宝


 ラドン阿蘇山近辺の地下にある洞窟で、巨大な卵から生まれている。
 
主人公の佐原健二はこれを目撃した。
 
生まれたばかりのラドンは食欲旺盛で早速周りにいたメガヌロンというトンボのヤゴを大きくしたような生物をついばみ始めた。
これは珍しい場面ではなかろうか、私はゴジラモスラキングギドラなどが食事をするところを見たことがない。
 
ラドン中生代白亜紀後期に生息していた翼手竜亜目プテラノドン科のプテラノドン放射能の影響で巨大化したものかもしれないといわれている。
 
しかしこの意見には少し疑問を感じる。
プテラノドンはいつ放射能の影響を受けたのだろう。
 
中生代白亜紀後期の地層からは巨大なラドンの化石は見つかってはいない。
ただ、まだ見つかっていないだけかもしれない。
 
しかし、放射能の影響を受けたのが中生代白亜紀後期で、プテラノドンラドンのように巨大化するのであれば他の恐竜などの巨大化した化石が見つかっても良さそうに思うがそれもない。
 
放射能の影響を受けたのはゴジラガメラと同様に最近のことかもしれない。
ラドンは巨大な卵から生まれている。
放射能を浴びた卵が巨大化するというのは考えにくいのであの大きな卵を産んだ大きな母親が存在するはずである。
どこへ行ったのだろう。
もうひとつ、いったいどのくらいの期間、卵は洞窟にあったのだろう。
 
ラドンは超音速で空を飛ぶ。
ラドンは羽ばたかない。
主に上昇気流に乗って滑空しているのである。
それなのに超音速を出せるのは何故だろう。
 
科学考証は東宝特撮映画を鑑賞するときの楽しみの一つである。
ラドンはいろいろ考えさせてくれる楽しい映画だ。