一ノ谷博士のIT四方山話

元パソコンサポーターです。IT関連のテーマを中心に書きます。

2019-01-01から1年間の記事一覧

マイナンバーがやってくる。⑰

今年から運用が始まったマイナンバー制度 国が国民を監視する体制が整備され、自由が国により奪われそうになっています。 昨年には全国5地裁でマイナンバー違憲訴訟が提起されました。マイナンバー制度の問題点を改めて考え、福岡からも違憲の声をあげまし…

マイナンバーがやってくる。⑯

今回はマイナンバー制度が参考にしたというアメリカの番号制度(社会保障番号)の実態についてお話したいと思います。 アメリカの番号制度(社会保障番号)は1938年に始まり、9桁の番号で構成されています。 この制度が始まったころは、14歳前後までは社会保…

マイナンバーがやってくる。⑮

今回は個人番号カードで、公的個人認証サービスが使われることの危険性について書きたいと思います。 政府は、個人番号カードの民間利用を次のように想定しています。・ショッピング、バンキング、証券取引のオンライン認証(2016年)・キャッシュカード、ク…

マイナンバーがやってくる。⑭

今回は公的個人認証サービスについて解説します 公的個人認証サービスは住民基本台帳カード(住基カード)に組み込まれる形で、2004年1月に始まりました。しかし、利用範囲は行政サービスに限られていたので、利用範囲の開拓はあまり進みませんでした。個人…

マイナンバーがやってくる。⑬

マイナンバー制度の実施が本格化したことに伴い、個人番号カードを申し込んだ人あてに、交付通知書の配布が始まりました。 佐賀市では1月18日から配布が開始されたそうで、福岡市でも近いうちに配布が始まるものと思います。 マイナンバー通知カードについて…

マイナンバーがやってくる。⑫

今回から、数回に分けて、個人番号カードについて解説したいと思います。 最初に、個人番号カードが使われる事例として、市町村が将来提供するサービスとして想定されている中から図書カードとして使われる場合をあげてみましょう。 まず、個人番号カードを…

マイナンバーがやってくる。⑪

マイナンバー(個人番号)制度が1月4日から正式にスタートしました。 以下に列挙するような手続きを役所で行う際には、マイナンバーを書類に記入するよう要求されます。なぜそのような面倒なことをする必要があるのか役所の担当者に聞いてみましょう。 マ…

マイナンバーがやってくる。⑩

マイナンバー(個人番号)と個人の生活とのかかわりについての6回目です。 マイナンバー制度では一ノ谷博士(仮名)が死んだ後も、博士のマイナンバー(個人番号)は半永久的に残ることになります。 ただ、この際に疑問となるのが、死後のマイナポータルの…

マイナンバーがやってくる。⑨

マイナンバー(個人番号)と個人の生活とのかかわりについての5回目です。 年金暮らしを始めてから亡くなるまで 一ノ谷博士(仮名)が勤務先を退職して年金暮らしを始めると、途端に個人番号の出番が増えることになります。 国民健康保険や介護保険に加入す…

マイナンバーがやってくる。⑧

マイナンバーと個人の生活とのかかわりについての4回目です。 一ノ谷博士(仮名)が結婚する際、婚姻届を提出することになりますが、婚姻届に個人番号を書く欄はありません。 結婚によって新しい戸籍が作られますが、戸籍電算システムは個人番号と連携して…

マイナンバーがやってくる。⑦

マイナンバーと個人の生活とのかかわりについての3回目です。 大学受験の際には、もちろん受験番号で管理されることになりますが、大学においても大学入試センターにおいても、受験番号と個人番号はリンクされません。大学入学後は、学籍番号等で管理される…

マイナンバーがやってくる。⑥

マイナンバーと個人の生活とのかかわりについての2回目です。 一ノ谷博士(仮名)を保育所に入れる際、博士の個人番号が必要になります。一方、幼稚園に入れる際には個人番号は使われません。 小学校の就学通知書にも個人番号は使われず、小学校では出席番…

マイナンバーがやってくる。⑤

今回から数回に分けて、マイナンバーと個人の生活とのかかわりについて書いていきます。 お話は、一ノ谷博士(仮名)が生まれたときから始まります。 一ノ谷博士(仮名)の出生届が提出されると、戸籍への登載手続が始まると同時に、住民基本台帳への記載が…

マイナンバーがやってくる。④

個人番号カード申請のなりすましに注意しよう。 政府は個人番号カードを普及させるのに躍起になっている。これは住基ネットカードが国民の5%程度しか普及できなかったトラウマを抱えているからだ。そこで、とりあえず国家公務員などの身分証にすることが決…

マイナンバーがやってくる。③

今回は個人番号カード(マイナンバーカード)は何の役に立つのかというお話です。 個人番号カード(マイナンバーカード)では、表に(氏名・生年月日・性別・住所)と顔写真が記載されており、、12桁のマイナンバーは裏面に記載されています。 マイナンバーは…

マイナンバーがやってくる ②

マイナンバーがやってくる ② 2015年10月22日 マイナンバー制度の目的の一つに国民各人の所得の正確な把握というものがある。つまり、徴税の強化が目的になっているのである。マイナンバー制度は、扶養家族の所得、サラリーマンの副業、子どものアル…

マイナンバーがやってくる①

「マイナンバーがやってくる」というタイトルで18回にわたって、他ブログに掲載した記事です。最近、ニュースで流れることもめったになく、マイナンバーって何だっけと聞かれることも増えたので、ここに再掲します。 マイナンバーがやってくる① 2015年…

世界大戦争

ここ数年の間、11月3日頃にはゴジラをはじめとする東宝特撮映画を見るようにしている。知っている人も多いだろうが58年前、昭和29年の11月3日に「ゴジラ」が封切られた。私は11月4日生まれなので、ゴジラより1日若いということになる。勝手にゴジラとは縁が…

一ノ谷博士が独断解説 ウルトラQ 2020年の挑戦

防空司令部の現場責任者が戦闘機にスクランブルの指令を出す。見たことのある顔だが彼は将来、科学特捜隊のムラマツ隊長になる。 戦闘機は飛来したUFOにあっさりやられてしまう。かれは上司に報告するのだが皆、事実を受け入れようとしない。部下の報告をお…

無線LANのSSIDが文字化けしている為に印刷ができない。

プリンタを無線LANで使えるようにしてほしいという依頼を受けた。依頼人夫婦で設定をしてみたがうまくいかなかったということだ。パソコンはWindows7で、プリンタはエプソン、無線LANルータはAirMacである。 この依頼を受けた時点ではA…

一ノ谷博士の独断解説 ウルトラQ 「あけてくれ!」

ウルトラQの「あけてくれ!」を見た。1960年代にTVで放映されるはずだったのにスポンサーの都合とやらで放映されなかったらしい。 このTV番組のDVDに収録されたわけだがなるほど子供にはむいていないのがよく分かる。 生活に疲れている連中が現実から…

エクスプローラーからデバイスドライバを削除したためにUSBメモリが使えない。

筆ぐるめの住所録と家計簿マムのデータをXPが動いているパソコンからVISTAが動いているパソコンに移してほしいという依頼を受けた。世の中にはケーブルとソフトを使ってパソコン間でデータを転送する引っ越しソフトなるものがあるが筆ぐるめと家計簿マムを自…

建設工事の現場事務所からパソコン設定を依頼された。

しばらく前の話である。 工事の現場事務所からパソコンの初期設定を依頼された。マイクロソフトアカウントの設定もといわれたので了解しましたと答えた。その時はいつもと同じ作業を行うだけだと考えていた。 プレハブの2階に上がって、パソコンを見せてもら…

空の大怪獣ラドン

空の大怪獣ラドン 1956年 東宝 ラドンは阿蘇山近辺の地下にある洞窟で、巨大な卵から生まれている。 主人公の佐原健二はこれを目撃した。 生まれたばかりのラドンは食欲旺盛で早速周りにいたメガヌロンというトンボのヤゴを大きくしたような生物をついば…

ガス人間第一号

ガス人間第一号 1960年 東宝 東宝特撮の変身人間路線第3弾にして連続銀行強盗物である。 世間一般の強盗と違うのは犯人が自分の体を自由にガス化できることである。見ている限りでは鍵のかかっている金庫に自由に出入りできるわけではないようだ。銀行…

地球防衛軍

地球防衛軍 1957年 東宝 富士山麓に近い町に放射能を帯びた怪物が現れた。そのすぐ後、UFOが目撃される。 怪物は宇宙人が作ったロボットである。そのロボットは渡ろうとした橋の爆破により動きを止めるのだが私としては気に入らない。侵略を目的にしたロ…

モスラ

モスラを見た。この映画は1961年公開である。太平洋を航海している船が嵐のために、インファント島の付近で座礁したところから物語は始まる。 インファント島は核実験に使われた島で、無人だと思われていた。核実験を行った国は物語の中ではロリシカ国と…

自分が銃で撃たれて死ぬのを目撃する映画

12モンキーズ 日本公開、1996年 自分が銃で撃たれて死ぬのを目撃するというのはどうだろうか。普通はあり得ないことだ。 どこがあり得ないかというと未来の不幸な自分が時間を逆行して戻ってこないといけないからだ。 しかも、死んでいく自分を抱きか…

海底軍艦

海底軍艦 1963年公開 監督本多猪四郎 海底軍艦 轟天号は太平洋戦争末期に日本海軍が設計したものらしい。 この兵器が完成すれば戦局を一気に好転させることができると考えられていたようだ。しかし、相変わらず、大艦巨砲主義から抜け出すことには成功してい…

「エアドロップ痴漢」という記事が新聞に載っていた

朝、姉から電話がかかってきた。 新聞に、「エアドロップ痴漢」というけしからん出来事の記事が載っていたらしい。 エアドロップというのは、iPhoneやiPadに標準搭載されている機能で、半径約9メートル以内にいる不特定多数の人に写真や動画、連絡先のデータ…