一ノ谷博士のIT四方山話

元パソコンサポーターです。IT関連のテーマを中心に書きます。

マイナンバーがやってくる。⑬

マイナンバー制度の実施が本格化したことに伴い、個人番号カードを申し込んだ人あてに、交付通知書の配布が始まりました。


佐賀市では1月18日から配布が開始されたそうで、福岡市でも近いうちに配布が始まるものと思います。


マイナンバー通知カードについてきた個人番号カードの申し込み書を送る際に、電子証明書が必要かそうでないかの意思を表明する箇所を黒く塗りつぶさなかった人には電子証明書の機能がついた個人番号カードが配られます。


本来は、電子証明書の意味を理解して必要だと思う人に意思を表明する箇所を黒く塗りつぶさせるべきなのに、そうなっていないのは、電子証明書の利用者をあまねく増やしたいと思う政府の意思があります。


交付通知書を受けとった人は必要な書類を提示して、4種類の暗証番号を登録すれば、交付通知書に記載された場所で個人番号カードを受け取ることができるでしょう。
登録すべき暗証番号には4種類あるわけですが、順番に説明しましょう。


1、署名用の電子証明書用の暗証番号。英数字6文字以上16文字以下で設定できます。
英字は大文字のA~Zまで、数字は0~9までが利用できます。それぞれ1文字以上使う必要があります。
2、利用者証明用の電子証明書の暗証番号 数字4ケタです。
3、住民基本台帳事務用のアプリで使う暗証番号 数字4ケタです。
4、券面事項入力補助用のアプリで使う暗証番号 数字4ケタです。


この4ケタの暗証番号はすべて同じにすることが可能ですが、個人情報が誤って流出する恐れがあるので、暗証番号はそれぞれ別のものにするのが良いと思われます。